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類は類を呼ぶ

総代会も終わり心機一転頑張ろうと思っています。
そんな中で、新しい組合員を紹介されたり、古い組合員で今後事業をどうしていったらいいのかについて相談を受けたりしていたのですが、以前から思っていたことを、少し書いてみようと思いました。

事務局職員に対しても本音のところ同じことを感じているのですが、多くの中小事業主(多分大多数の日本人)は、間違いなく自分で自分に言い訳をして、自らの可能性に蓋をしています。しかしながら誰も好き好んでそうなっているのではなく、周りの環境から必然的にそういった考え方が自然と身についてしまったんだろうなと思っています。

その原因の多くは新聞やテレビで連日連夜流される「このままでは日本は駄目だ」とか、「中国に抜かれるあるいは抜かれた」とか、「今はよくても外国が本気になれば瞬く間に蹴散らされる」とか「日本はいったいどうなってしまうのでしようか?」とかの自己否定的な意見です。こんなことを一日中しかも毎日毎日生まれてからずっと聞かされていると、誰でも自己否定的な考え方に陥っていってしまうと思います。まさに一億総洗脳なんでしようね。

特に最近よく使われる「勝ち組」、「負け組」という言葉は、我々の周りの中小零細事業主に対して、「負け犬」意識を上長させ、ますます自己否定に陥らせることになっているんではないかと思います。

だから何か商売や仕事がうまくいかなかったら、大した努力もしないで「中小零細だから駄目なんだ」とか言って納得してみたり。特に税務や会計に関しては、間違っていないことでも常に不安で、自信を持って「これはいい」、「これは駄目」と言いきれないで、それを「自分が学歴がないから」とか「難しいことはわからないから」とか「中小零細相手だから」とかの責任逃ればかりをしている結果になってしまっています。

もちろん中小零細事業主が全て「負け組」というわけではないですが、多分「負け犬」意識は大多数の人がもっているんではないかと思います。なぜなら、ある程度成功している人は自分と同程度の周りの人と比べて自分は成功していると感じているんだと思いますが、自分よりお金持ちは世界には星の数ほど居るんで、それらの所謂セレブとは比較にならないから、それには目をつぶって、自分の周りよりはいいので幸せだとか「勝ち組」だとか感じているんではないかと思います。つまり、相対評価で自分の幸せ度を図っているんだと思います。だから自分より強い者には尻尾を振るが、弱い者にはムキニなるんではないかと思います。

でもこの数年これはおかしいではないかと思うようになりました。やはり自分の幸せは自分独自の絶対的な尺度ではかるべきだはないかと思います。そうすれば周りの人のことなんか考える必要性はなくなり、誰かに勝ったとか負けたとか、考えることもなくなり、もっと素直に仕事に打ち込めるんではないかと思います。
そして自分の納得のいくまで突っ込んだ仕事ができ、それがいつかは本当の自信に繋がるんではないかと思います。だから相対評価で自分の幸せ度をはかっている間は、本物の実力はつかないんではないかと思うようになりました。

この考えが正しいかどうかは知りませんが、自分なりにたまたま「気がついた」結果なんで、しばらくこのまま様子を見てみようかと思っています。
「類は類を呼ぶ」という諺がありますが、これは真実だと思います。だから組合や事務局に類が集まってくるでしようか?ひょっとしたら自分が別の類にはじき出されるかもしれません。でも必死でやってみたいと思います。

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